Amazon Kindle InternationalでPDFファイルを扱えるようにしてみる。
日本語を表示できるようになったAmazon Kindle Internationalだが、PDFファイルはPC側でファイル変換を行ってからKindleに入れてやる必要がある。
これがなかなか面倒くさい。Kindle DXはPDFファイルが読めることを考えると、なお悔しい。何とかすべし。
Savory
SavoryはKindle 2やKindle International上でePUBやPDFのファイルをKindleが読めるMobipocket形式に変換してくれるというツール。変換をKindle自身でやってしまうというわけだ。
説明等はここhttp://blog.fsck.com/2009/04/savory.htmlにあるが、ちょっと情報が古いため、Kindle Internationalの場合は、こっちhttp://code.google.com/p/savory/から最新版をもらってきてインストールする。
Savoryのインストール
Jail breakが済んでいるのが前提。日本語を読みたいのならunicodeパッチも当たっていること。
それではSavoryをインストールする。
- ここhttp://code.google.com/p/savory/からupdate_Savory-0.07-k2i.binとsavory-image-007.zipをもらってくる。savory-image-007.zipは解凍してsavory-image-007.ext3を取り出しておく。
- (KindleをPCにマウントして)Kindleのsystemディレクトリにsavory-image-007.ext3を置く。ルートディレクトリにupdate_Savory-0.07-k2i.binを置く。
- (KindleをPCからアンマウントして)HOME→MENU→Settings→MENU→Update Your Kindle
- OKを選ぶとインストールが始まり、終わると勝手に再起動される。
Savoryのアンインストール
アンインストールのやり方も一応書いておく。アンインストールの際はupdate_RemoveSavory-0.07-k2i.binを使う。
- (KindleをPCにマウントして)Kindleのsystemディレクトリのsavory-image-007.ext3を適当な名前にリネームする。savory-image-007.ext3.bakのようにサフィックスを変えておくのが良いと思う。
- (KindleをPCからアンマウントして)HOME→MENU→Settings→MENU→Restart
- (KindleをPCにマウントして)Kindleのルートディレクトリにupdate_RemoveSavory-0.07-k2i.binを置く。
- (KindleをPCからアンマウントして)HOME→MENU→Settings→MENU→Update Your Kindle
- OKを選ぶと(アン)インストールが始まり、終わると勝手に再起動される。
PDFファイルの変換
KindleをPCに接続し、documentsディレクトリにPDFファイルをコピーする。
後は、KindleをPCから外しておくと勝手に変換が始まる。時間がかかるので気長に待つべし。寝る前に仕込んでおくのが良いと思う。
感想
複数のファイルをコピーした場合、変換の始まるタイミングがいまいち分からない。変換もいつ終わるのか分からない。しばらくは読めたらラッキーぐらいの気持ちで使い続けることにしてみる。