Jetson TX2を適当なケースに入れてみる

Jetson TX2を手に入れたが、裸で置いておくのは心配だし、たまにファンに指を突っ込んで痛い目にあう。ちゃんとしたケースに入れたいので試してみた。

 

ケースの選定

Miini-ITXであれば大抵大丈夫そうだが、Jetson TX2は意外と厚みがあったりするので、ネットで大丈夫という評判の、

MITXPC MX500 Industrial Fanless Mini-ITX Case

を買ってみた。

日本Amazonであれば、

https://amzn.to/2GRY3kg 

アメリカAmazonであれば、

https://www.amazon.com/gp/product/B01B575EMA/ref=oh_aui_detailpage_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

で買える。日数がかかっても良ければアメリカのほうが安い。

 

取り付け

蓋やらブラケットやらを外して、4本のネジでJetson TX2を留める。

ネジ穴がピッタリ合うので気持ち良い。

取り付けるとこんな感じ。残念ながら、内蔵カメラは役に立たなくなる。

http://f.hatena.ne.jp/linuzau/20180329132804

 

裏側のコネクタ部は広くガバッと開いたままだが、ここを塞ぐには自分で工作するしか無い。自分は開いたままにしている。

http://f.hatena.ne.jp/linuzau/20180329132753

 

配線

買ったケースには電源ボタンと電源ランプが付いていたので、働かせてみる。

 

電源ボタンを働かすには、電源ボタンからのケーブルをJ6という2ピンのコネクタに差し込む。

ピントが甘いけどこんな感じ。

http://f.hatena.ne.jp/linuzau/20180329132742

 

電源が入った時に電源ランプを光らすには、GPIOコネクタの4, 6番ピンに電源ランプからのケーブルを差し込む。2, 4番ピンが+5V、6番ピンがGNDなので、隣り合っているという条件であれば、4, 6番ピンを使うしかない。

写真でも分かりにくいが、一番ピンの多いコネクタを、GPIO EXPANDという文字が見える方向で横に見て、左の上側2, 3番目がそれである。LEDは極性があるので点灯しなかったらたぶん逆である。

http://f.hatena.ne.jp/linuzau/20180329132732

 

以上の配線により、電源ボタンを押せば電源がONになり、LEDが点灯する。

http://f.hatena.ne.jp/linuzau/20180329132842

 

電源ボタンを押せばシャットダウンされ、LEDが消灯する。ただし、Ubuntuの標準状態ではアクションを問われるので、有無を言わさずシャットダウンされるようにするにはUbuntuの設定が必要。

詳しくは書かないが、

  • dconf-editor をインストールする。
  • org.gnome.settings-daemon.plugins.power を探して、button-power を shutdownにする。

という感じ。

 

感想

これで指を巻き込まれずにすむ。

TensorFlowなどを入れて遊んでます。

http://f.hatena.ne.jp/linuzau/20180329135454