NexusOneのベンチマークをしてみる

NexusOneのベンチマークを行って見る。

追記: CPU性能がグラフから漏れていたので修正。JITの考察も修正。

対象は、

  • NexusOneノーマル
  • CyanogenMod 5.0B3
  • CyanogenMod 5.0B3+compcache
  • CyanogenMod 5.0B3+JIT

の4種類。

ベンチマーク条件

ベンチマークにはBenchmark(http://jp.androlib.com/android.application.softweg-hw-performance-jiCn.aspx)を使う。

条件など

  • ハードはNexusOneを使用。
  • ワイプしてから、ファーム書き換え後、以下の設定を実施。
    • Screen Timeout: offまたは最長
    • USB接続(PC等と): なし
    • 充電: あり
    • Benchmarkのインストール
    • Benchmarkの設定: 繰り返し回数はそれぞれ5回
    • Wifi/3G: off
    • ライブ壁紙: off
  • 上記設定後、リブートを行い、落ち着いた頃にBenchmarkを起動。1回実行した値(繰り返し5回の平均値)を採用。

ベンチマーク結果

まずはadp1との比較。CyanogenMod 4.2.13を100に正規化した。
グラフィックの値が悪いのはベンチマークアプリの特性(画面サイズ等に影響を受ける)。
f:id:linuzau:20100202005315g:image

次にNexusOneでのROMの違いを比較。ノーマルROMを100に正規化した。
f:id:linuzau:20100202004935g:image

考察

ファイルI/Oが速いのはデッドラインスケジューラのせいか、何かキャッシュが効いているか。
compcacheはお勧めしないと言われている通り遅くなる。
JITはすごく効いている。

JITが安定しているならCyanogenModを使わない手はない。


感想

ライブ壁紙は相当CPUを食ってるので、バッテリの保ちを気にする場合は止めた方が良い。